日本大百科全書(ニッポニカ) 「クビチェック」の意味・わかりやすい解説 クビチェックくびちぇっくJuscelino Kubitschek de Oliveira(1902―1976) ブラジルの政治家。ミナス・ジェライス州出身。ベロ・オリゾンテ市長、ミナス・ジェライス州知事を経て大統領となる(1956~1961)。アイデア豊かな政治家で、ブラジルの経済開発を進めたが、とくに新首都ブラジリアを内陸の奥地に建設したことで有名。ラテンアメリカの経済開発のためパン・アメリカン・オペレーションを提唱。1964年の軍事クーデターで一時亡命、帰国後実業家となったが、交通事故で死亡した。[加茂雄三][参照項目] | ブラジリア 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クビチェック」の意味・わかりやすい解説 クビチェックKubitschek de Oliveira, Juscelino [生]1902.9.12. ミナスジェライス[没]1976.8.22. リオデジャネイロ近郊ブラジルの医師,政治家。 1933年政界に入り,34年連邦議会に選出された。 51~55年ミナスジェライス州知事を経て,56~60年大統領をつとめた。「50年を5年で」をスローガンに工業化,奥地開発,新首都ブラジリアの建設を進めた。しかし急激な工業化政策とブラジリア建設などによる赤字財政はインフレを招き,経済困難を深刻化させ,クーデターにより大統領の地位を追われた。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報