グレーワッケ

百科事典マイペディア 「グレーワッケ」の意味・わかりやすい解説

グレーワッケ

硬砂岩とも。灰色または灰緑色で緻密(ちみつ)な砂岩チャート堆積岩などの多量の岩石片を含み,全体の15%以上が雲母・粘土鉱物などの固結物からなる。岩片は角ばったものが多く粒子ふるい分けが悪い。造山輪廻(りんね)のうち地向斜の末期に形成される地層フリッシュに普通に見られるとされた。最近はあまり用いられない。
→関連項目砂岩

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「グレーワッケ」の意味・わかりやすい解説

グレーワッケ

硬砂岩」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内のグレーワッケの言及

【砂岩】より

…アルコースarkoseとは長石,石英を多量に含むアレナイトで,花コウ岩や片麻岩地帯から運ばれてできた砂岩をいう。グレーワッケgreywackeは泥質基質を多く含み,灰色で堅硬な砂岩をいう。アルコースが造山時に形成されるのに対して,グレーワッケは地向斜期にタービダイトとして形成されると考えられてきた。…

※「グレーワッケ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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