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硬砂岩 こうさがんgraywacke

翻訳|graywacke

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

硬砂岩
こうさがん
graywacke

砂岩の分類上の一タイプ。グレーワッケともいう。最初ドイツのハルツ山地に産する砂岩の名称であったが,砂岩の分類名として広く用いられるようになった。砂粒は円磨度が悪く,石英のほかに運搬作用などに対して不安定な岩石片,長石,有色鉱物を多く含む。粘土質の基質の割合が多く (15%以上) ,淘汰が悪い。一般に堅硬で暗灰ないし暗青色を呈する。堆積構造として,級化層理 (グレイディング) や頁岩,粘板岩の角礫から成る層間礫層などが認められることがある。地向斜の堆積物とみなされ,造山時末期に形成される花崗質砂岩と比較される。日本では古生層,中生層に多い。

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デジタル大辞泉の解説

こう‐さがん〔カウ‐〕【硬砂岩】

暗灰色・暗青灰色の硬い砂岩。砂粒は角ばった岩石片や長石・有色鉱物など。グレーワッケ

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岩石学辞典の解説

硬砂岩

ドイツのハルツ地方の鉱山で用いられた語で,この地方の暗灰色から黒色の硬いKulm砂岩に用いられた[Lasius : 1789].英国では18世紀末に使われるようになり,一般に異なった粒度で頁岩粘土で膠結された砂岩に用いた[Schmeisser : 1794, Jameson : 1804-1805].その後レオナルドは岩石が混合した鉱物組成であることを明らかにした[Leonhard : 1823].細粒岩屑マトリクスをもち分級の悪い砂岩で,鉱物と岩石の破片が混合したものである[Dot : 1964, Pettijohn, et al. : 1972].ドイツ語のgrauは灰色,wackelnは揺れる,不安定などの意味.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

大辞林 第三版の解説

こうさがん【硬砂岩】

岩片や泥質の基質を多く含む淘汰度の悪い砂岩。グレー-ワッケ。

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