ケイ酸塩ガラス(読み)けいさんえんガラス(その他表記)quartz glass

翻訳|quartz glass

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ケイ酸塩ガラス」の意味・わかりやすい解説

ケイ酸塩ガラス
けいさんえんガラス
quartz glass

ガラスの組成による分類の一つ。ケイ酸と金属酸化物で構成される塩を主体としたガラス。実用に供せられるガラスの大部分を占め,普通 65~75%のケイ素を含む。主原料としてはケイ砂を用いるが,これには浜砂や花崗岩の風化沈積した粘土質層から得られる天然ケイ砂と,石英片岩を粉砕してつくる人工ケイ砂とがある。金属酸化物の種類や構成比を変えることにより,多様な性質 (加工性,屈折率の程度,電気特性,粘性など) のガラスをつくることができる。ケイ素のみを成分とする石英ガラス,酸化ナトリウムと酸化カルシウムを相当量含むソーダ石灰ガラス,酸化鉛を相当量含む鉛ガラスなどの種類がある。

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世界大百科事典(旧版)内のケイ酸塩ガラスの言及

【ガラス状態】より

…ガラス転移は純粋な熱力学的な相転移ではなく,ガラス転移温度は急冷速度に多少依存する。われわれの身近に多く使われているケイ酸塩ガラスなどのいわゆるガラスは,ガラス状態の代表的な物質である。 ガラス状態は液体状態を凍結して得られるので,その中の原子の配列は乱雑で,これが結晶固体との大きな相違点となっている。…

※「ケイ酸塩ガラス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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