日本大百科全書(ニッポニカ) 「ソーダ石灰ガラス」の意味・わかりやすい解説 ソーダ石灰ガラスそーだせっかいがらすsodalime glass 組成中に炭酸ナトリウム(ソーダ)を相当量含むガラスで、ソーダライムガラス、軟質ガラスともいう。古くはクラウンガラスともよばれた。実用ガラスの生産量の大部分を占め、板ガラス、瓶ガラス、電球ガラス、食卓用ガラスなどはこれに入る。ソーダが多いので溶融、成形は容易だが化学的耐久性は硬質ガラスに劣る。原料は地球上にきわめて豊富にあり、組成は地表部のそれに類似しており、きわめて環境にやさしいガラスである。製造技術の進歩に伴い、熱的、機械的衝撃に著しく強くなった。[境野照雄・伊藤節郎][参照項目] | 板ガラス | ガラス | 硬質ガラス[補完資料] | ソーダ石灰ガラスの一般組成 ソーダ石灰ガラスの一般組成 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例