ケラチノサイト

化学辞典 第2版 「ケラチノサイト」の解説

ケラチノサイト
ケラチノサイト
keratinocyte

表皮を形成する上皮細胞のもっとも外側の組織で,角化細胞ともいう.外界からのさまざまな刺激から生体を守る重要な役割を果たしている.表皮を構成する細胞は,表皮ケラチノサイトであり,分裂能力をもつ細胞は最下層の基底細胞層に存在し,有刺細胞層,顆粒層,角質層へと分化していく.皮膚における免疫反応に関与し,表皮細胞の増殖,分化,遊走といった機能の制御において,表皮ケラチノサイトが産生する種々の細胞成長因子の関与が明らかになってきている.ケラチノサイトでは,インターロイキン(IL-1,IL-6),腫瘍壊死因子-α(TNF-α),か粒単球細胞刺激因子(GM-CSF)など,多様なサイトカインが産生分泌されていることが知られている.メラノサイト(色素細胞)で産生されたメラニンを蓄える細胞であり,“しみ”や“しわ”の原因となる組織でもある.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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