ケーペ巻(読み)ケーペまき(その他表記)Koepe winding

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ケーペ巻」の意味・わかりやすい解説

ケーペ巻
ケーペまき
Koepe winding

鉱山で使う竪坑巻上機の一種。巻胴式のドラム代りに,ロープ溝をもったロープ車 (ケーペ・プーリー) を用い,1本のロープをこれにかけ,両端にケージ (巻上台) またはスキップ (巻上箱) を吊り,ロープ車の綱溝とロープの摩擦によって巻上機の動力を伝える。深い竪坑からの巻上げに使う。名称は発明者ケーペの名にちなむ。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android