法則の辞典 「コッセル線」の解説 コッセル線【Kossel line】 コッセル効果*によって,結晶の格子面からブラッグ角*だけ傾いた直線は,結晶を頂点とする円錐面上にあるが,これが写真乾板(もしくはフィルム)と交わるところに生じるところに出現する線をいう.なおコッセルはもともと電子線によって1934年にこの現象を認めたので,X線によるほうは翌1935年にボルマン(G. Borrmann)が発見した.そのためにこちらを区別してボルマン線*と呼ぶべきだという権威筋も多い. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報