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コミック・リリーフ comic relief

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

コミック・リリーフ
comic relief

演劇用語。悲劇やまじめなテーマをもった戯曲のなかに挿入されて,観客の情緒的緊張を一時的に解きほぐす役割を果す喜劇的,笑劇的場面,または事件。これによって次の緊張した行動への展開が,より効果的,印象的になる場合が多い。ソフォクレスが『アンチゴネ』の番兵の描写に使った手法が,演劇史で初めて意図的に用いられたコミック・リリーフであるとされている。

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世界大百科事典内のコミック・リリーフの言及

【脇役】より

… ホレーショーのような腹心役は,侍女や傅育(ふいく)係といった人物としてフランス古典悲劇によく登場するが,これは脇役の一つの典型である。また,悲劇の中に喜劇的な要素を持ち込んで,観客の緊張をほぐしたり,逆にかえって中心的状況の悲劇性を際だたせたりするコミック・リリーフの役割を果たす人物も脇役といえる。登場場面は少ないが,《ハムレット》の墓掘りや《マクベス》の門番がそれであり,登場場面の多い《リア王》の道化も一面ではそういう機能を果たしている。…

※「コミック・リリーフ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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