コレステリン肉芽腫(読み)これすてりんにくげしゅ(その他表記)Cholesterin Granuloma

家庭医学館 「コレステリン肉芽腫」の解説

これすてりんにくげしゅ【コレステリン肉芽腫 Cholesterin Granuloma】

[どんな病気か]
 にかわ状の分泌物(ぶんぴつぶつ)が耳管(じかん)から排泄(はいせつ)できなくなり、徐々に中耳腔(ちゅうじくう)にたまって肉芽(にくげ)(増殖(ぞうしょく)した結合組織)ができる病気です。
 この肉芽が、中耳腔に充満すると難聴(なんちょう)がおこってきます。
 にかわ状の滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)が長引いたときにおこります。
 初めは、滲出性中耳炎と診断されますが、鼓膜(こまく)を切開(せっかい)しても滲出液が出てこないことからこの病気が疑われます。
[治療]
 手術を行なっても、肉芽腫をコントロールすることはむずかしく、大口径のチューブを10年以上留置(りゅうち)するか、鼓膜に大穿孔(だいせんこう)(大きな孔(あな))を開けて肉芽腫を管理します。もっとも治しにくい中耳炎の1つです。

出典 小学館家庭医学館について 情報

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