ころび

精選版 日本国語大辞典 「ころび」の意味・読み・例文・類語

ころび

  1. 〘 名詞 〙 植物あぶらぎり(油桐)」の異名。また、その実の異称。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「ころびの花」(出典:俳諧・新季寄(1802)五月)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のころびの言及

【香具師】より

…野士という字が当てられたこともある。商売の仕方によって,大地に座って威勢よく啖呵(たんか)(口上)をつけるコロビ,居合抜きその他で大勢人を集める大ジメ,組立店のサンズン,風船・飴などを売るコミセ,興行のタカモノなどに分かれる。その起源については,香具師の親分連が秘蔵する《十三香具・虎之巻》によれば,源頼朝の密命を受けた長野録郎高友が薬売りをしながら各地で隠密探索をしたことに始まり,大岡越前守のとき,香具師が隠密をして犯人逮捕に協力することとひきかえに営業を公許されたとか,香具師は聖徳太子の二子に始まるとするなどの伝承があるが,定かではない。…

【転証文】より

…〈ころび〉とはキリスト教信者が棄教して仏教徒となることを言う。起源は1614年(慶長19)キリシタン総奉行大久保忠隣が京都で信者を俵責めにした際,〈いざころべ〉(《吉利支丹物語》)と棄教を強要して請人(うけにん)手形をとったのが始めといわれる。…

※「ころび」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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