コーシーの平均値定理(読み)コーシーのへいきんちていり(その他表記)Cauchy's mean value theorem

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コーシーの平均値定理」の意味・わかりやすい解説

コーシーの平均値定理
コーシーのへいきんちていり
Cauchy's mean value theorem

コーシー公式ともいう。2つの関数 f(x) ,g(x) がともに区間 [ab] で連続,区間 (ab) で導関数もち,さらにそこで g(x)≠0 とするとき,(ab) 内の少くとも1点 c において,
が成り立つ。これをコーシーの平均値定理またはコーシーの公式という。この式で g(x)=x とおけば,g'(x)=1 であるから
となり,普通の (ラグランジュの) 平均値の定理が得られる。

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