コームオンボー(英語表記)Kawm Umbū

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コームオンボー」の意味・わかりやすい解説

コームオンボー
Kawm Umbū

エジプト南部,アスワン県の都市。アスワン・ハイダムの北 48km,ナイル川が西に湾曲する地点に位置する。 1963年,アスワン・ハイダム建設の際,町の東部ナイル川渓谷に6万人のヌビア人が再定住し,ダム建設後は灌漑された農地小麦トウモロコシサトウキビを栽培している。古代,町はセベク神信仰の中心地であり,神殿遺跡がある。カイロ,アスワンとは鉄道で結ばれている。製糖工場があり,農産物加工業の中心地。人口5万 2131 (1986推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android