ゴミ発電システム(読み)ゴミはつでんシステム(英語表記)power generation combined with refuse incinerator

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ゴミ発電システム」の意味・わかりやすい解説

ゴミ発電システム
ゴミはつでんシステム
power generation combined with refuse incinerator

家庭あるいはオフィスビル等から出る都市ゴミを,有効に利用して発電を行なうシステム。都市ゴミの多くは収集された後,清掃工場で焼却処理される。そこで焼却場にボイラを取り付け焼却熱で蒸気を発生させて発電するシステム,さらに発電した後の余熱を地域の暖房冷房に使用するコジェネレーションシステムが考えられる。このほか,都市ゴミを焼却せず,キルン等でまず加熱処理を行なって熱分解ガスを得た後それを燃焼させ,ガスタービン発電機を駆動して電力を得るとともに余剰の熱で蒸気などをつくる方式も,有効な方策として研究されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android