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ゴートラ ゴートラgotra

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ゴートラ
gotra

インドのバラモン父系氏族組織。氏族名は太古の聖仙からつけられ,同じ氏族の人は同じ聖仙から生れたと信じられ,氏族内では通婚できないという規制がある。インド最古の文献『リグ・ベーダ』は氏族間に伝えられた賛歌集で,氏族ごとに編集されている。

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世界大百科事典 第2版の解説

ゴートラ【gotra[サンスクリツト]】

インドのバラモンの氏族の呼称。〈牛舎〉〈牛群〉が原義であるが,《リグ・ベーダ》のあと氏族を意味するようになり,聖仙(リシ)の名をとってゴートラ名とした。その数は本来7であったというが,後世増加した。日々の祭式には聖仙の名を誦し,1人の聖仙の子孫は同じ氏族に属すると信じ,氏族間の婚姻を禁じた。族外婚はアーリヤ人のインド来住以前の慣行であり,ゴートラもはじめバラモンに限られなかったと思われるが,ベーダ祭式の文献ではゴートラ制度がととのえられ,バラモンだけのものと主張された。

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世界大百科事典内のゴートラの言及

【ヒンドゥー教】より

…なかでもウパニシャッドに立脚するベーダーンタはインド思想の主流を形成し,現代のインドの知識人の代表的な哲学となっている。
[生活]
 ヒンドゥー社会の基礎をなしているのは,先に言及した種姓制度,カースト制度であるが,そのほかにゴートラの制度がある。すべてのバラモンはある聖仙(リシ)の子孫とされ,ゴートラはその聖仙にちなんで命名されている。…

※「ゴートラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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