サギノクチ古墳(読み)さぎのくちこふん

日本歴史地名大系 「サギノクチ古墳」の解説

サギノクチ古墳
さぎのくちこふん

[現在地名]坂出市加茂町 サギノクチ

横穴式石室壁面に線刻画が描かれていることで知られる。墳丘は高さ約三メートル、現存部の直径約一〇メートルで、主体部の石室は地山を約一メートルほど掘込んで構築している。全長約七メートル、羨道部の長さは約二・七メートル、幅一・四メートルであるが、天井部を失っている。玄室は長さ三・八メートル、幅一九メートル、高さ約二・一メートル。古くに開口していたもので副葬品は認められず、わずかに金環一点と坩・坏など数点の須恵器が出土しているにすぎない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android