サチュロス劇(読み)サチュロスげき(その他表記)Satyros play

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サチュロス劇」の意味・わかりやすい解説

サチュロス劇
サチュロスげき
Satyros play

ギリシア演劇一種。形式は悲劇に似ているが,滑稽な神話伝説を扱う。合唱隊はサチュロス神に扮して,卑猥なせりふとしぐさ観衆を笑わせる。ヘラクレスが半道化役として現れることがあった。プラチナスがこの形式の創始者であると伝えられ,前5世紀には,日本の能と能の間に演じられた狂言のように,同一作者の3編の悲劇のあとで上演されたが,のち前4世紀には悲劇と分離し,政治的風刺劇として上演されるようになった。オデュッセウスキュクロプス退治を題材にしたエウリピデスの『キュクロプス』 Kyklōpsが現存する唯一の完全なサチュロス劇で,ほかにはソフォクレスの『追跡者たち』 Ichneutaiの断片が残っている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む