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サルス Salus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

サルス
Salus

古代ローマの女神。名が健康を意味することから,ギリシア神話の医神アスクレピオスの娘の健康の神格化であるヒュギエイアと同一視され,通常はへびを連れた乙女の姿に表わされた。しかしもともとは,単に個人の健康だけでなく,国家と民族全体の安寧を保障する存在であり,ときに麦の穂を持つ姿に表わされたことから,豊穣とも密接なかかわりをもっていたと想像される。

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世界大百科事典内のサルスの言及

【アスクレピオス】より

…ペロポネソス半島のエピダウロスには,アスクレピオス崇拝の中心地となった壮大な神域があり,病人は神殿内で就寝中に神の恩寵にあずかって癒やされたと伝えられる。ローマへは,疫病が大流行した前293年,医神の娘で健康の女神ヒュギエイアHygieia(ラテン名サルスSalus)とともにエピダウロスからその崇拝が移入され,テベレ川の中州の神殿に分祠された。彼の聖獣は蛇で,供物には雄鶏が捧げられた。…

※「サルス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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