サレーユ(その他表記)Saleilles, Sébastien Félix Raymond

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サレーユ」の意味・わかりやすい解説

サレーユ
Saleilles, Sébastien Félix Raymond

[生]1855. コートドル
[没]1912.3.3. パリ
フランスの法学者。 1895年パリ大学教授。 F.ジェニーと並ぶ科学学派École scientifiqueの創始者。『歴史学派と自然法』 École historique et droit naturel (1902) において,ドイツの R.シュタムラーの「内容の変化する自然法」 Naturrecht mit wechselndem Inhaltの考え方を紹介し,「自然法の客観的実現」 réalisation objective du droit naturelの理論を展開し,進化しつつある有機的秩序全体を科学的に探求しかつ確定しなければならないと主張し,特に比較法的方法を重視した。付合契約という概念を確立したことでも知られる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む