サンギラン遺跡(読み)サンギランいせき(その他表記)Sangiran

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サンギラン遺跡」の意味・わかりやすい解説

サンギラン遺跡
サンギランいせき
Sangiran

ジャワ島中部,ソロ川の支流のジェモロ川の西岸にある遺跡。層順は上からノトプロ層,カブー層,プチャンガン層で,これらの三つが識別されている。 1937年に G.ケーニヒスワルトによって,カブー層からピテカントロプス・エレクトゥスの第 II頭骨が発見されて以来,カブー層下部ないしプチャンガン層上部からピテカントロプスの頭蓋や,メガントロプス下顎骨など,多数の人骨化石が次々と発見されている。年代は更新世前期 (約 100万年前) から中期 (約 70万年前) にわたると推定されている。少数ながら小型の剥片石器も出土している。 1996年世界遺産の文化遺産に登録。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む