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サンタンヌ学派 サンタンヌがくはL’École de Sainte Anne

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世界大百科事典 第2版の解説

サンタンヌがくは【サンタンヌ学派 L’École de Sainte Anne】

フランスの精神医学における一学派。フランスの文化の中心がパリであったように,精神医学の領域においてもパリのサルペトリエールやビセートルといった病院を臨床,研究の場として多くのフランス精神医学者たちが活躍した歴史がある。そして,1866年ころからそれまでもっぱら治療の場として使用されていたサンタンヌの施設(パリ14区,サンテ通り)が,精神病クリニックと総称される病院群となるとともに,ここに精神医学の講座が設けられた。

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世界大百科事典内のサンタンヌ学派の言及

【精神医学】より

…20世紀に入るとともに,精神分析のS.フロイト,それを容認して力動的な症状論を展開するE.ブロイラー,現象学の導入により方法論を整備したK.ヤスパースら,新たな勢力が台頭して,19世紀の精神医学に深さと広がりと高さを加える。これらがヨーロッパ全域で豊かな開花をみせるのはとりわけ20世紀の20年代で,ヤスパース,H.W.グルーレ,マイヤー・グロースW.Mayer‐Grossを擁するハイデルベルク学派,R.ガウプとE.クレッチマーを擁するチュービンゲン学派,そしてクロードH.ClaudeとH.エーを中心とするフランスのサンタンヌ学派などがその重要な拠点となった。ただし,これらの開花が現代精神医学の繁栄をもたらすまでには,30年代から40年代半ばにかけてナチス体制下のドイツ精神医学が精神病者をガス室へ送りこむのに荷担するというあの暗い歴史が介在しているのを忘れることができない。…

※「サンタンヌ学派」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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