サンタ・マリア・マッジョーレ聖堂(読み)サンタマリアマッジョーレせいどう

百科事典マイペディア の解説

サンタ・マリア・マッジョーレ聖堂【サンタマリアマッジョーレせいどう】

イタリアローマにある聖堂。430年ころ建てられたバシリカ式の建物は,身廊に沿った円柱列が水平の梁(はり)をささえており,5世紀以前の初期バシリカ様式をよく伝えている。身廊周壁と内陣壁に残るモザイクは新・旧約聖書主題とし,5世紀ころの作と考えられ,ビザンティン文化の初期に作られたラベンナサン・ビターレ教会のモザイクとともに名高い。
→関連項目ローマ(都市)

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android