シアンを含む植物(読み)しあんをふくむしょくぶつ

家庭医学館 「シアンを含む植物」の解説

しあんをふくむしょくぶつ【シアンを含む植物】

 ウメの種(たね)の中の核、ナシ・リンゴ・アンズの種には、シアン(青酸(せいさん)化合物)の一種の遊離(ゆうり)シアンが含まれていて、食べると中毒がおこります。
 100gの種の中に100~200mgの遊離シアンが含まれていて、アンズの種20~40粒を食べると致死量に達するという計算になります。
 ただし、中毒がおこるのは、殻をむいて中身を食べたときで、殻を破らずに食べれば中毒はおこりません。
 アカシア、ソラマメなどのマメ科の植物、デンプンを採るタピオカの根もシアンの仲間の青酸配糖体(せいさんはいとうたい)が含まれていますが、これ自体は無毒です。ところが、β(ベータ)‐グルコシダーゼで加水分解されてヒドロキシニトリルが生じると、これから青酸が発生します。

出典 小学館家庭医学館について 情報

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