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シク教徒 シクきょうとSikhs

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

シク教徒
シクきょうと
Sikhs

シク教を信仰する人々。主としてインド,パンジャブ州に居住し,パンジャブ語を用いる。農業および商業を営み,その勤勉さ,実直さには定評がある。特に商業活動に従事するシク教徒はインド国内のみならず世界各地に進出している。早くから宗教を基軸にした教育活動が盛んで,インドの近代化にも重要な役割を果してきた。またシク教の性格,特にイスラム勢力と対抗する必要から生れた軍団的組織とその勇猛さは有名であるが,第1次世界大戦にはイギリス人にその兵力を利用された。キルバーンと呼ばれる小刀をもち,鉄製の腕輪をはめ,単衣をまとい,ターバンの巻き方に特徴がある。シク教の創始者ナーナクがヒンドゥー教カーストを排したことからシク教徒の間にはカーストはない。しかし,シク教徒となるためには入門式を経なければならないため,父母がシク教徒であっても入門式を行わなければヒンドゥー教に帰還してしまうといわれる。カーストのほか,開祖ナーナクおよび第3代グル (師) ,アマル・ダース以来,巡礼参拝,寡婦の殉死などのヒンドゥー教の風習も排している。

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