シュタウディンガーの粘度式(その他表記)Staudinger's viscosity equation

法則の辞典 の解説

シュタウディンガーの粘度式【Staudinger's viscosity equation】

高分子分子量固有粘度との関係を表す式.

[η]=KmM

のように表される.ここに[η]は固有粘度で[η]≡lim {(η-η0)/cη0}で表される量,M は高分子の分子量,Km は高分子の種類溶媒温度により定まる定数で,Km 定数とも呼ばれる.後に桜田一郎,ホーウィンク(R. Houwink)の手で拡張されて

[η]=KMa

となった(マーク‐ホーウィンク‐桜田の式*).これもシュタウディンガーの粘度式*と呼ばれることがある.

出典 朝倉書店法則の辞典について 情報

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