シュワルツシルト半径(読み)シュワルツシルトハンケイ(その他表記)Schwarzschild radius

デジタル大辞泉 「シュワルツシルト半径」の意味・読み・例文・類語

シュワルツシルト‐はんけい【シュワルツシルト半径】

シュバルツシルト半径

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シュワルツシルト半径」の意味・わかりやすい解説

シュワルツシルト半径
シュワルツシルトはんけい
Schwarzschild radius

一般相対性理論におけるブラックホール半径一般相対論によれば,球対称質量中心に集中している場合,重力場の解はある球面で特異になり,中に入った物質と光は中心に向って落下し,決して外に出ることはできない。このブラックホールの解を最初に発見した K.シュワルツシルトの名を取って,この球面の半径をシュワルツシルト半径と呼ぶ。動半径とも呼ばれる。太陽質量をもつブラックホールのシュワルツシルト半径は約 3kmである。中性子星の半径はこれより数倍大きいだけである。太陽や中性子星を圧縮してこの半径に縮めることができれば,ブラックホールになる。

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