ジンドウイカ

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ジンドウイカ
じんどういか / 陣胴烏賊
[学]Loligo japonica

軟体動物門頭足綱ジンドウイカ科のイカ。外套(がいとう)長10センチメートル、ひれは菱(ひし)形で外套長の半分ぐらいに達する。目は閉眼型。腕吸盤は大きく、大吸盤の角質環には約12~20枚の半月形の歯がある。触腕吸盤の角質環には約25個の鋭い歯がある。雄の左腹腕が交接腕で、先端の半分ほどに吸盤を欠く。発光器はもたない。北海道南部以南の日本全国および韓国に分布し、かなり内湾的環境にも耐える。春先に沿岸の海藻や海底に、数十個の卵が入った、寒天質で指状の卵嚢(らんのう)の束を産む。定置網などに多量に入り、コイカやヒイカの名で市場に出る。近似種にヒメジンドウイカL. sumatrensisやウイジンドウイカL. uyiiなどがある。[奥谷喬司]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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