スイ・きょうかたびら(漢字)

普及版 字通 の解説


18画

[字音] スイ
[字訓] きょうかたびら

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(遂)(すい)。〔説文〕八上に「死人に衣(き)するものなり」とし、〔左伝、襄二十九年〕「楚人、をして親しくせしむ」の文を引く。いわゆる「経帷子(きようかたびら)」である。〔公羊伝、隠元年〕に、車馬を贈るを貨財を贈るを賻(ふ)、衣服を贈るをということがみえる。また(ぜい)ともいい、経帷子の類である。には霊の憑代(よりしろ)としての意味があり、は出行のとき車に載(た)てる旗である。

[訓義]
1. きょうかたびら。
2. 人へのはなむけの衣。

[語系]
ziutは同声。は車上に載てる全羽の呪飾。も呪衣である。

[熟語]

[下接語]
・含・帰・挙・衾・親・致・弔・賻

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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