スケーリング則(読み)すけーりんぐそく(その他表記)scaling law

知恵蔵 「スケーリング則」の解説

スケーリング則

MOSトランジスタサイズを縦、横、高さ方向をそれぞれ2分の1にし、電圧を2分の1にして使えば、基本的にはトランジスタ動作は保証され、スイッチング動作は高速で低電力になるという法則。1974年、米IBM社のロバート・デナードらが発表。トランジスタの微細化仕方方向性を示したもので、ムーアの法則を技術的に裏付けている半導体素子の基本的指導原理

(荒川泰彦 東京大学教授 / 桜井貴康 東京大学教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

法則の辞典 「スケーリング則」の解説

スケーリング則【scaling law】

二つの量の間の比例関係を主張する法則.ある範囲の大きさでは正しいことが知られているとき,大きさの程度が甚だしく異なる場合でも,大まかにはこの関係が成り立つとして,量の概算を行うのに用いられる.

出典 朝倉書店法則の辞典について 情報

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