スタンリー オニール(英語表記)Stanley O’Neal

現代外国人名録2016 「スタンリー オニール」の解説

スタンリー オニール
Stanley O’Neal

職業・肩書
金融家 元メリルリンチ会長・CEO

国籍
米国

生年月日
1951年10月7日

出生地
アラバマ州ロアノーク

本名
O’Neal,E.Stanley

学歴
ケッタリング大学,ハーバード大学

学位
M.B.A.(ハーバード大学)

経歴
アラバマ州の農家に生まれる。高校卒業後、ゼネラル・モーターズ(GM)の工場で夜間工として働き、同社附属の大学で学んだ後、ハーバード大学でM.B.A.を取得。GMで財務を手がけた後、1986年大手証券会社のメリルリンチに転じる。投資銀行部門の主要ポストを歴任後、CFO(最高財務責任者)に昇格。2000年米国最大のブローカー部隊を率いる個人顧客グループの社長に就任し、その直後2000人の人員削減をするなど“コストカッター”としての手腕を発揮した。2001年メリルリンチ社長兼COO(最高執行責任者)、2002年同社社長兼CEO(最高経営責任者)、2003年より会長。以来、収益力の強化に取り組み、複数の債権を一つの証券にまとめた債務担保証券(CDO)の販売を収益の柱に育てた。しかし、2007年10月、米国低所得者向け住宅ローン(サブプライムローン)関連損失で巨額赤字を出し、引責辞任した。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

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