ステルクフォンテーン遺跡(読み)ステルクフォンテーンいせき(英語表記)Sterkfontein

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ステルクフォンテーン遺跡
ステルクフォンテーンいせき
Sterkfontein

南アフリカ共和国ハウテン州にある石灰岩洞窟遺跡クロムドライ遺跡スワルトクランス遺跡と同様,クルーガーズドルプの北北西にあり,3遺跡は近接している。ステルクフォンテーン遺跡は,タウング(→タウング頭骨)やマカパンスガト遺跡とともに,アウストラロピテクス・アフリカヌス(→アウストラロピテクス類)の出土地点として著名。猿人化石の出土地層は,鮮新世と推定されている。遺跡には更新世前期の堆積層もあり,前期石器時代の遺物とホモ層の化石が発見されている。1999年周辺地域とともに世界遺産の文化遺産に登録。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

潮力発電

潮の干満の差の大きい所で、満潮時に蓄えた海水を干潮時に放流し、水力発電と同じ原理でタービンを回す発電方式。潮汐ちょうせき発電。...

潮力発電の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android