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スピッカート spiccato

翻訳|spiccato

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

スピッカート
spiccato

イタリア語で,弦楽器奏法上の音楽用語。弓の中心部を弦の上ではねさせ急速なテンポの短い音を出す奏法。フランス語ソティエ sautillé。

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大辞林 第三版の解説

スピッカート【spiccato】

弦楽器の運弓法の一。弓の弾力性を利用し弓を弦の上で跳躍させる奏法。ソティエ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

スピッカート
すぴっかーと
spiccatoイタリア語

バイオリンやそれに類する弦楽器を弓で奏する際の特殊奏法の一つ。弓の中央部を弦の上に落とし、すぐに持ち上げることによって撥弦(はつげん)する運弓法を意味する。視覚的には弓が弦の上で弾んでいるかのようにみえ、語源的にもイタリア語で「弾む」を意味するspiccareに由来する。音響的には軽いスタッカート(音を切るの意)の効果をあげ、譜面上ではのようにスタッカートと同じ「・」で示される。[黒坂俊昭]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内のスピッカートの言及

【バイオリン】より

…弦に適切な振動を与えて美しい音色を得るためには,弓に腕の自然な重みだけをかけ,また弓が常に弦に対して直角に動くことが必要である。弓奏の技術は,弓を弦に常に密着させるレガート奏法から,各音の間で弓を一瞬止めるスタッカート,弓の弾力性を利用して弓を跳躍させるスピッカートやフライイング・スタッカートなどにいたるまで,多様な方法を含んでいる。また,バイオリンは基本的には旋律楽器であるが,2弦から4弦までを同時に奏する(4弦の場合2弦ずつに分ける)重音奏法もしばしば行われる。…

【ボーイング】より

…レガートは一弓できわめて滑らかに奏し,音と音とを短く切るスタッカート奏法では手首から先を使い各音の間で弓を止める。さらに,弓を大きく使い各音をはっきり分離させるデタッシュ,弓先で固くスタッカートを行うマルトレ,弓の重心点で弾力性を利用して弓を跳躍させるスピッカートなどがある。【寺本 まり子】。…

※「スピッカート」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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