コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

スペックル干渉法 スペックルかんしょうほう speckle interferometry

1件 の用語解説(スペックル干渉法の意味・用語解説を検索)

世界大百科事典 第2版の解説

スペックルかんしょうほう【スペックル干渉法 speckle interferometry】

口径Dの天体望遠鏡の空間分解能は波長λの光に対してλ/Dであり,例えば口径5mのヘール望遠鏡では可視光で0.02秒角の程度である。しかし,天体からの光が地球大気を通過する際には多数の乱流塊(直径10cm程度)による屈折を受け,たとえ点光源といえども1~10秒角のぼやけた像になってしまい上記理論的分解能は得られない。しかるに1970年にフランスのラベリエA.Labeyrieは,望遠鏡による天体の直接像を0.01秒程度の短時間で記録することにより,激しく変動する乱流塊の効果はいわば凍結され,異なる乱流塊を通った天体からの光は,種々の位相で加え合わさる際の干渉効果によって斑点を生ずるが,これは,望遠鏡の理論的分解能で見た天体の像にほかならないことに着目し,これらの斑点の画像処理から理論的分解能で天体の空間情報が得られることを示した。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

スペックル干渉法の関連キーワードケプラー式望遠鏡赤道儀天体写真天体望遠鏡屈折望遠鏡VLBI超長基線電波干渉計回折限界カナリア大天体望遠鏡レイリー限界

今日のキーワード

カルテット

四重唱および四重奏。重唱,重奏の形態のなかで最も基本的なもので,声楽ではルネサンスの多声歌曲の形式であるシャンソンやフロットラから始り長い歴史をもつ。器楽も同様で,特に弦楽四重奏は室内楽の全レパートリ...

続きを読む

コトバンク for iPhone