スリーマイル島(読み)スリーマイルトウ(その他表記)Three Mile Island

デジタル大辞泉 「スリーマイル島」の意味・読み・例文・類語

スリーマイル‐とう〔‐タウ〕【スリーマイル島】

Three Mile》米国ペンシルベニア州南東部の都市ハリスバーグの南東、サスケハナ川に浮かぶ島。長さが約3マイルであるところからの名。ここにある原子力発電所で、1979年に加圧水型炉から放射能漏れ事故が起こった。→スリーマイル島原発事故

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「スリーマイル島」の意味・わかりやすい解説

スリー・マイル島
すりーまいるとう
Three Mile Island

アメリカ合衆国、ペンシルベニア州ハリスバーグ市の南東約8キロメートルのサスケハナ川に浮かぶ細長い島。島はゼネラル・パブリック・ユーティリティーズ社の所有で、ここに同社の原子炉2基をもつ原子力発電所があり、1号炉は1974年から、2号炉は1978年12月30日から営業運転に入っていた。しかし、1979年3月28日に2号炉から放射能漏れ事故が起こり、周囲住民が一時避難するという騒ぎになった。島名は、島の長さがおよそ3マイル(約4.8キロメートル)であることにより命名された。

[伊藤達雄]

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