セアカゴミムシ(読み)せあかごみむし

日本大百科全書(ニッポニカ) 「セアカゴミムシ」の意味・わかりやすい解説

セアカゴミムシ
せあかごみむし / 背赤芥虫
[学] Dolichus halensis

昆虫綱甲虫目ゴミムシ科に属する昆虫。日本各地のほか広くシベリア、ヨーロッパまで分布する。体長17~20ミリメートル。体はかなり長く、上ばねは楕円(だえん)形、黒色で平たく、前胸は赤いものと黒くて側縁だけ黄色のものがある。平地から山地までおり、成虫は春から秋まで地表にいる。昼は石の下や草の根際などに隠れており、夜行性で灯火にもくる。幼虫は秋に現れ、翌春成虫になる。肉食でほかの昆虫を捕食する。一名セアカヒラタゴミムシ。

[中根猛彦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「セアカゴミムシ」の意味・わかりやすい解説

セアカゴミムシ

セアカヒラタゴミムシ」のページをご覧ください。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android