セスキテルペン

化学辞典 第2版 「セスキテルペン」の解説

セスキテルペン
セスキテルペン
sesquiterpene

15個の炭素原子をもつテルペン類の総称イソプレン3分子が頭と尾で順次連結した (C5H8)3 に相当するファルネソールに由来すると考えられる天然有機化合物.ファルネソールなどの鎖状セスキテルペン,ビサボレン,フムレンなどの単環性セスキテルペン,セリネンカジネンカリオフィレンなどの二環性ジテルペン,セドレン,ロンギホレンなどの三環性のジテルペンがあり,天然の生体成分として多種類の物質が知られている.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

関連語 テルペン類

世界大百科事典(旧版)内のセスキテルペンの言及

【テルペン】より

… n=2にあたる炭化水素C10H16はモノテルペンmonoterpeneと呼ばれ,精油の主成分はこのモノテルペンおよびその含水素誘導体であるため,狭義のテルペンといえばモノテルペンをさす。天然にはnが3以上のテルペンも知られており,n=3をセスキテルペンsesquiterpene,n=4をジテルペンditerpene,n=5をセスタテルペンsesterterpene,n=6をトリテルペンtriterpeneなどと呼ぶ。n≧8の場合をポリテルペンpolyterpeneと呼ぶことがあり,またイソプレン自身はn=1のヘミテルペンhemiterpeneに属すると考えられる。…

※「セスキテルペン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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