せろ(読み)セロ

デジタル大辞泉 「せろ」の意味・読み・例文・類語

せろ

サ変動詞「する」の命令形「せよ」の上代東国方言。
白雲の絶えにし妹をあぜ―と心に乗りてここばかなしけ」〈・三五一七〉

セロ(cello)

チェロ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「せろ」の意味・読み・例文・類語

せろ

  1. 〘 他動詞 動 〙 動詞「する」の命令形「せよ」の意の東国方言形。
    1. [初出の実例]「白雲の絶えにし妹を何(あぜ)西呂(セロ)と心に乗りて許多(ここば)かなしけ」(出典万葉集(8C後)一四・三五一七)

セロ

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] cello ) バイオリン属弦楽器の一つ。チェロ。
    1. [初出の実例]「弾け弾け…鳴らせ…〈略〉セロの、喇叭の蛇の香よ」(出典:邪宗門(1909)〈北原白秋〉朱の伴奏・狂人の音楽)

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