ゼニゴケ類(読み)ぜにごけるい

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ゼニゴケ類」の意味・わかりやすい解説

ゼニゴケ類
ぜにごけるい

一般的にはコケ植物ゼニゴケ目の総称で、すべて植物体が平らな葉状体となるものをいう。葉状体は湿土上や岩上をはい、腹面には灰白色仮根とともに、多数の鱗片(りんぺん)をもつ。仮根細胞には内部大小の突起をもつものがある。雌雄異株または同株。なお、コケ植物のなかの苔(たい)類を総称してゼニゴケ類ということがあるが、この場合には葉状体ならびに茎葉体のものが含まれる。

[井上 浩]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android