タイチョン盆地(読み)タイチョンぼんち(その他表記)Taizhong pendi

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タイチョン盆地」の意味・わかりやすい解説

タイチョン(台中)盆地
タイチョンぼんち
Taizhong pendi

タイワン (台湾)中西部にある盆地。東をチョンヤン (中央) 山脈の前山であるチヤリー (加裡) 山脈,北西をタートー (大肚) 山地,南西をパークワ (八卦) 山地に囲まれ,南北に長い。南部をタートー渓,北部をターチヤ (大甲) 渓が流れる。中央にタイチョン(台中)市が立地し,北部にはタイチョン(台中)県の県庁所在地であるフォンユワン (豊原) 市,南部にはタイワン省の省庁所在地であるチョンシンシンツン (中興新村)がある。17世紀末から漢民族が移住し,18世紀に入って開拓が進んだ。主作物は水稲で,東部の山腹ではバナナなどの果樹作が盛ん。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む