タイムシェアリング方式(読み)タイムシェアリングほうしき(英語表記)time-sharing system; TSS

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タイムシェアリング方式」の意味・わかりやすい解説

タイムシェアリング方式
タイムシェアリングほうしき
time-sharing system; TSS

時分割処理方式ともいう。一定の時間内に複数の仕事がコンピュータを共用する形で処理される方式。プログラムは,端末入出力操作と中央コンピュータの内部演算処理とから成る。コンピュータの入出力速度と演算速度とでは,前者後者よりはなはだ遅く,前者の速度で処理時間が制限される。これでは不経済なので,端末入出力装置を多くの個所に設置し,中央コンピュータの内部処理時間をうまく配分して,1台のコンピュータで多数の入出力装置を同時に制御するようにする。こうすれば,1台のコンピュータを多数の利用者が自由に共同使用できる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android