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タバカート ṭabaqāt

世界大百科事典 第2版の解説

タバカート【ṭabaqāt】

アラビア語タバカṭabaqaの複数形で,〈同じ状態にある者〉を意味する。ハディース学では同一世代の学者をいう。ハディース学において,世代が問題とされるのは,イスラムにおけるハディースのあり方と大きくかかわっている。すなわち,預言者ムハンマドの同世代人が預言者の言行に関する伝承ハディースを次の世代に語り継ぎ,彼らがさらに次の世代に語り継ぎ,それが記録されるときには,その本文マトンのほかに,代々ハディースを語り伝えた伝承者の名をイスナードとして記録する。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のタバカートの言及

【歴史】より

…このようなハディース学の最も重要な部分は伝承過程の記録イスナードの吟味にあるが,そのためにはハディースの伝承に関係のあったすべての人の,住んでいた場所と年代とが明らかにされなければならない。イブン・サードはこのような目的をもって初期イスラム教徒の伝記集《タバカート(大伝記集)》を著し,イスラム史学独特の伝記集タバカートの伝統を開いた。生き生きした人物描写に欠けるとの評はあるものの,カーディー(裁判官),法学者,スーフィー,文学者,医学者など特定分野の専門伝記のほかに総合的な人名事典も編まれ,伝記はイスラム史学の重要な一部門を占める。…

※「タバカート」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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