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タラスカン族 タラスカンぞくTarascan; Tarasco

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

タラスカン族
タラスカンぞく
Tarascan; Tarasco

メキシコ,ミチョアカン州北部の山岳部,河谷,湖岸などに分れて住む先住民。言語的にメキシコの他のラテンアメリカインディアン (インディオ) 諸民族とまったく近縁関係をもたない孤立的民族で,植民地化,近代化の経緯にも独特なものがある。農業を主たる生業とするが,工芸品も製作する。村ごとに工芸品の種類が異なっていて,村単位の分業は,発達した市場交易体系に支えられている。中央アメリカに多い儀礼的親族関係コンパドラスゴは,タラスカン族の村に最も典型的にみられる。宗教は土着化したキリスト教であり,植民地時代以前の伝統的宗教の要素がまったく失われている点も,他のインディオ諸民族と異なる特徴的現象といえる。

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