タラソテラピー

百科事典マイペディア「タラソテラピー」の解説

タラソテラピー

海水や海産物,海辺の環境など,海のあらゆる特性を生かして,心身をいやしたり治療したりする方法。19世紀末,フランスのド・ラ・ボナディエール博士によって命名された。ヨーロッパ諸国では古くから研究がなされ,黒海,北海,地中海沿岸などには,医療施設としてタラソテラピー・センターが設けられている。日本では,三重県に本格的なタラソテラピーの施設が開設されているほか,高知県で研究が進められている。 タラソテラピーで活用される海とその周辺の環境の特性として,(1)海水中には人体に必要なミネラルが豊富で抗菌力もあること,(2)海泥・海藻にはビタミンが豊富に含まれ,保湿性・保温性が高いこと,(3)海辺は,気温も湿度も安定していて,気候が穏やかであること,(4)適度な風があり,空気が常に浄化され爽やかであること,などがあげられる。これらの条件を最大限に利用することで,リウマチ,神経障害,呼吸器障害,皮膚病,婦人科疾患,代謝障害,自律神経失調症,更年期障害などの治療やリハビリテーション,リラクゼーション,シェイプアップなどの効果が得られる。→温泉療法
→関連項目アロマセラピーエステティック

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

デジタル大辞泉「タラソテラピー」の解説

タラソテラピー(〈フランス〉thalassothérapie)

海洋療法。海藻を食べたり体に塗って赤外線を浴びたりする療法や、海水プールでの弛緩(しかん)療法などさまざまな療法がある。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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