タリアメント川(読み)たりあめんとがわ(その他表記)Tagliamento

日本大百科全書(ニッポニカ) 「タリアメント川」の意味・わかりやすい解説

タリアメント川
たりあめんとがわ
Tagliamento

イタリア北東部フリウリ・ベネチア・ジュリア州を流れる川。全長172キロメートル、流域面積2500平方キロメートル。アルプス山中のマウリア峠近くに源を発し、左岸から多くの支流を集めながら東流。ベンツォーネ付近で南に方向を変え、ベネチア湾北部に注ぐ。下流部はベネト州との境界線をなす。第一次世界大戦中の1917年、ドイツ・オーストリア軍とイタリア軍との間で戦闘が行われた川として知られ、下流沿いの一帯戦場となった。

[堺 憲一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タリアメント川」の意味・わかりやすい解説

タリアメント川
タリアメントがわ
Fiume Tagliamento

イタリア北部を流れる川。全長 170km。オーストリアとの国境の東部をなすアルピカルニケに源を発し,東流,次いで南流して,ベネチア湾に注ぐ。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む