ダイムラー・ベンツ(読み)ダイムラーベンツ

百科事典マイペディア 「ダイムラー・ベンツ」の意味・わかりやすい解説

ダイムラー・ベンツ[会社]【ダイムラーベンツ】

ドイツ第2位の自動車メーカー。高級乗用車メルセデスベンツを柱に航空機も手がけ,情報産業やエンジニアリングにも力を注いでいる。1882年創業のダイムラー工場と,1883年創業のベンツの工場が1926年合併して設立。徹底した技術中心主義をとり,高級イメージのメルセデス・ベンツを量産し,輸出比率が高い。近年は小型車にも力を入れていた。1998年11月米国の3大自動車メーカーの一つクライスラー社と合併,実質的にはダイムラー・ベンツがクライスラーを吸収し,社名は〈ダイムラー・クライスラー〉となったが,2007年クライスラー部門を米国投資会社売却,社名をダイムラーに戻した。2011年12月期売上高1065億ユーロ。
→関連項目アウディ[会社]AEG[会社]

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関連語 AEG

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ダイムラー・ベンツ」の意味・わかりやすい解説

ダイムラー・ベンツ
だいむらーべんつ
Daimler-Benz AG

ドイツの自動車メーカー。1926年、ダイムラー社とベンツ社が合併して設立された。1998年、アメリカのクライスラー社と合併しダイムラー・クライスラーとなったが、2007年にクライスラー部門を売却、ダイムラーと社名変更した。

[編集部]

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