チオヒダントイン

化学辞典 第2版 「チオヒダントイン」の解説

チオヒダントイン
チオヒダントイン
thiohydantoin

C3H4N2OS(116.15).Sの位置により,2-チオヒダントイン(2-thioxo-4-imidazolidinone)と4-チオヒダントイン(4-thioxo-2-imidazolidinone)とがある.2-チオヒダントインは,エトキシカルボニルイソチオシアナートとアンモニアから得られる.針状晶.融点238 ℃(分解).アルカリ水溶液中で加熱すると開環してチオヒダントイン酸になる.メチレン基活性を利用して,実験室でアミノ酸,そのほかの合成中間体として用いられる.4-チオヒダントインは,エトキシカルボニルアミノチオ酢酸アミドをアルカリと作用させると得られる.針状晶.分解点200 ℃ 以上.酸で処理するとヒダントインになる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

1 《「礼記」月令から》カワウソが自分のとった魚を並べること。人が物を供えて先祖を祭るのに似ているところからいう。獺祭魚。おそまつり。うそまつり。2 《晩唐の詩人李商隠が、文章を作るのに多数の書物を座...

獺祭の用語解説を読む