コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

開環 かいかん ring‐opening

2件 の用語解説(開環の意味・用語解説を検索)

世界大百科事典 第2版の解説

かいかん【開環 ring‐opening】

環式化合物の反応において,環が開裂して鎖式化合物に変化すること。環式化合物のうちで6員環が最も安定であるが,それより大きくても小さくても不安定となる。とくに環が小さくなると,開環を起こしやすくなる傾向がある。たとえば,シクロプロパンは硫酸と容易に反応して開環し,プロピルアルコールとなる。これはシクロプロパン環が環のひずみによって不安定になっているためであり,6員環のシクロヘキサンでは安定なためにこのような開裂反応は起こさない。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

開環
かいかん
ring opening

環式化合物が反応の際に開裂して、鎖式化合物(脂肪族化合物)になることをいう。たとえば環式不飽和化合物は、オゾン分解によって開環するし、分子内エステルであるラクトンは、加水分解により開環してヒドロキシ酸になる。[佐藤武雄・垣内 弘・廣田 穰]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

開環の関連キーワード開環重合環式化合物多環式化合物非環式化合物複素環式化合物脂環式化合物側鎖ニトロソ化合物環式体脂環式炭化水素

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

開環の関連情報