プトレマイオス8世エウエルゲテス2世(読み)プトレマイオスはっせいエウエルゲテスにせい(その他表記)Ptolemaios VIII Euergetēs II

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

プトレマイオス8世エウエルゲテス2世
プトレマイオスはっせいエウエルゲテスにせい
Ptolemaios VIII Euergetēs II

[生]?
[没]前116
プトレマイオス朝の王 (在位前 145~116) 。太鼓腹 (フュスコン) とあだ名された。ローマの協力,介入のもとに王位確保。最初は兄プトレマイオス6世と共同統治し,その後キュレネ王 (在位前 163~145) となった。前 145年以後は単独で王位についた。前王妃クレオパトラ2世とは仲が悪く,内乱や経済の混乱が続いたが,前 118年大改革を実施。また前 117年頃王の遠征隊が紅海とインド洋を経てインド香料貿易を行なった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android