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チナンテカ族 チナンテカぞくChinantec

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

チナンテカ族
チナンテカぞく
Chinantec

メキシコ南部,オアハカ州の北部に住む農耕民。居住地域はメキシコでも最も降雨量の多い地方で,山に囲まれた熱帯雨林地帯にあたり,資源も少いため,植民地時代には辺境の地として孤立していた。人口約 12万~14万と推定される。約3割がチナンテカ語のみを話し,この比率はメキシコのラテンアメリカインディアン諸民族のなかではかなり高い。伝統的な農耕形態を保持し,今日でも古代の農事暦を利用する村も少くない。地域的な社会・宗教的奉仕のための独特の年齢集団をもつ。西部の高地グループは隣接するサポテカ族など外部社会の影響が比較的強いが,低地チナンテカは独自の市場交換体系ももたず,閉鎖的・自律的村落社会を形成している。女性の衣装と髪型は特徴的な伝統様式を保持している。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

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