改訂新版 世界大百科事典 「チューブベル」の意味・わかりやすい解説
チューブ・ベル
tubular bells
打楽器の一種。厚さ2mm,直径38mmの特殊合金のチューブ(管)を長さ160cmから94cmに切って調律したもの。自由な振動を得るために上部に孔をあけ紐を通し金属製の枠に半音階的に並べ釣り下げてある。栓がしてあるチューブの上部の肩の部分を革製の槌で打って鳴らす。打たれたチューブが相互にぶつからないように枠の中央にゆれ止めがはめられ,その下にはペダルによって可動するダンパーが取り付けてある。教会の鐘の音のように響く。
執筆者:有賀 誠門
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報